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2015-01

公区打ち合わせ - 2015.01.31 Sat


今日は午後から、公区の農業者の打ち合わせ兼ちょっとした新年会があった。
20150131_第2公区打ち合わせ1

前段で、役場農務課職員を交えて進めた後、後半は公区の人たちで、軽く一杯やりながらのざっくばらんな話合い。
20150131_第2公区打ち合わせ2
ご自身が入院中の方や奥さんが入院中で来られない方を除き出席。



さてさて、写真の通り、50をとうに過ぎた私が若い人(笑)と言われる土地柄です。


ここ上名寄第2公区も、全27戸中、実際に営農している世帯は12戸で、その多くは後継者がおりません。
農業以外の世帯が4戸、残りは元々農家だったけれど、現在は田畑を貸していたり、年金生活だったり。

12戸の農家のうち、50代の世帯主がいるのが5戸で、あとは70代以上。中には90代の現役農家も。

ここ数年の間にも出てきてはいましたが、あと10年もしないうちに、後継者や農地の、もっと言えばこの地域の維持存続にかかわる諸問題が一気に噴出してくるのです。もっとも隣の第3公区はもう少し後継者がいるのですが。
これは農家だけじゃなく、町のダウンサイジングにともなう効率化など街づくりにも直結することです。


農水省は1昨年から、将来のあるべき姿を集落単位で話し合いながら、各自治体での「人・農地プラン」としてまとめさせ、今後、農政を一定の方向性をもって進めていくための一つの材料にしようとしています。

要は、高齢化して離農する人の後釜をどうするのか、また、離農する人の農地をどのように現役世代に集積するのか、そして、地域の農業をどうしていきたいのかという問題について地域で話し合ってくれという趣旨です。

空いた農地は良く言われるように、1年放っておくだけで草ボーボーになって雑草の種が大量に落ち、さらに放っておけば灌木が生えてしまいます。その後に使える畑に戻そうとするなら、大規模に農地整備工事が必要になります。
農地として維持していくには、誰かが休むことなく耕作し続けなければならないのです。

現状でも条件の悪い田畑は半ば放棄され、林地と区別がつかなくなって、やむを得ず地目の変更を進めているところもあり、離農者が増えて農地が余ってきたら、条件の悪いところからカバーしきれなくなるのは必定でしょう。



人口の年齢構成と、地域の農業の推移を見ていれば、ここまで追い詰められるウ~~ンと以前から、もう少し具体的な方策がされてきてしかるべきものだったように思えますが、現状が見えていたはずの地域がこんな状態で、ましてや都会に住んでいる人が農政を具体的に考えられるはずも義理もなく・・・いろんな方々が考えて、いろんなタイミングで、いろんなことをやった、あるいはやらなかった結果、日本の過疎地域はみんな似たような状態なのだと思います。

もっとも、農水省に言われるまでもなく、自分の住む地域のことは、「ああなりたいよね」とか、「こうなっていけばいいね」と常に考えて行くべきものだろうし、なってしまったものは今更どうにもならない訳で、現状はそっくり受け入れて、自分たちの考えるビジョンに沿って、目の前の問題を片付けて行くしかないってことに変わりはないでしょう。


新規就農者が可能な限り受け入れられれば良いのですが、研修後に農地と家がセットでなければ就農できない訳だし、何戸受け入れ可能か、数字が無ければ支援の予算も組めない。
農業法人が進出するにも、具体的なまとまった農地が無ければ話が進みません。

今のところ出されている国の政策は、本州の営農形態に基づいていて、北海道の現状には合っていないので、うまいこと農地の流動化に繋がるとは思えないものです。


下川の耕種農家の場合は、労力のかかるハウス中心の経営している農家では収入も安定して後継者も一定程度いますが、それゆえハウス以外の田畑を規模拡大するのには限界があるのです。
人手と資本投下できる農家はすでにかなりの規模拡大を行ってきており、現状のままでは、現在まで出来上がってきた営農形態を壊して規模拡大に走れる人はそう多くはいないでしょう。


ひとつ考えられるのは、収入を見込めるハウス中心の経営体を法人化して規模拡大していくとか、そういった法人が新規就農者も継続的に受け入れ出来る体制を作って、独立希望者には、空く農地に就農してもらえるようにするとか・・・

でも、法人化して軌道に乗せるには農業技術はもとより、ヒト・モノ・カネが必要。
しかも、気まぐれな天候相手の仕事。
工業製品と違って、確実な見込みを立てるのは難しいし。
規模が大きくなれば失敗したときのダメージも大きくなるしね。

アンタやりなさいよと言われても、正直無理。
やれる力量と覚悟がないとナぁ。
大きなことを書いては見たものの無責任ですナ。


サクッと、公区の新年会やったよ~、で終わろうかと思って書き始めたはずが、深みにはまっちゃったワ(笑)

ここまで書いた耕種農家以外、酪農の問題
ほかにも、農協・市場・大手スーパーなど流通にかかわる問題
政策や使われているお金の問題

農業の問題は簡単には行かないワ。マジで。簡単に行かないから現状なんです。
ここで書いている内容もほんの一部でしかないし、書き切れるだけの知識も能力も見識もない。

でも、ものは考えよう。
すっかり出来上がった業界なら、最初から先が見えて萎えてしまうこともある。
課題山積みで何だかわからない混沌だからこそ、抜け出した時の喜びも大きいはず。

オレとしては、新規就農する仲間が1人でも増える方向で、1歩1歩進むつもり。


こんなこと書いたら、下川なんてところにはとても行けないワイと、簡単に拒否られそうですが、やる気さえあれば、就農すること自体のハードルは思っているほど高くない。書いている通り、今後は就農する場所があることは間違いないし。

何しろ、オレでもやってるんだから(笑) ウチも含めて耕種で4戸、酪農で2戸が新規就農しており、現在酪農で研修中の方が1名、新年度から耕種で研修予定の方が1名います。

これも現実。





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コージ

Author:コージ
2010年4月、道北の下川町で新規就農した元サラリーマンの日記。
ハウスでトマト・青ネギを、露地でグリーンアスパラを作っています。

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